Near Shore Model ニアショアモデル
ニアショア開発とは
情報システムやソフトウェアなどの開発業務を、国内の別の地方など比較的近距離の遠隔地にある企業や事業所に委託すること。業務を海外に委託する「オフショア開発」の類義語で、近くの国や地域に委託することを指す場合と、(オフショアの対義語として)国内の遠隔地へ委託することを指す場合がある。
※ 出典: ニアショア開発【nearshore development】| IT用語辞典 e-Words
海外オフショア (中国・ベトナムなど) |
国内ニアショア (弊社サービス) |
オンサイト (首都圏での派遣・SES等) |
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コミュニケーション | △ | ○ | ◎ |
ブリッジSEや コミュニケーターが必要 |
日本語で可能 ツールも充実 |
対面で可能 | |
エンジニアの定着 | ○ | ◎ | △ |
流動性が高い (ただし採用も容易) |
定着率が高い | 流動性が高い | |
スキル・品質 | ○ | ◎ | △ |
優秀層は多いが 品質意識の違いも |
計画的な育成による 安定的な品質 |
個人に依存 | |
コスト | ○ | ◎ | △ |
大規模の場合は コストメリットも有り |
小規模でも コストメリット有り |
首都圏でエンジニア 価格は高騰 |
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カントリーリスク | △ | ◎ | ◎ |
政治情勢や為替変動の リスク有り |
影響なし | 影響なし |
ニアショア開発のメリット
安定したプロジェクト遂行力
首都圏のIT企業に比べて、地方のシステム開発会社は派遣型ではなく請負開発を行っている企業の割合が多くなっています。そのため、組織で開発プロジェクトをモニタリングする仕組みを持っており、安定したプロジェクトの遂行が可能となります。
コスト削減
首都圏から地方で開発することにより、人件費を含めた大幅なコストを削減することが可能です。また、アウトソーシングのように丸投げするわけではないので、万が一バグが発生した際も早急に改修作業が出来るため、開発コストの削減も見込めます。
深刻なエンジニア不足への対応
エンジニア不足が続いている中、ニアショア開発で地方にプロジェクトを分散することによりエンジニアを集めやすくなります。また、オフショアと違って言語のコミュニケーションリスクや習慣や文化のカントリーリスクがありません。
リスクの回避
自然災害ややむを得ない場合にシステムが止まったとしても、地方の事業所などにシステムの仕様書や一部切り分けをしている場合、完全にプロジェクトが止まってしまうリスクも回避出来ます。また、為替レートによる金額変動のトラブルも回避出来ます。
開発現場の確保
IT企業は首都圏に集中しており、狭い土地に密集しております。そのため、ビルやマンションの狭い部屋に開発現場を設けなくてはいけない場合もありますが、ニアショア開発をすることにより、地方の広い土地を開発現場として確保出来ます。